時計の天敵!"磁気"について知っておこう

科学の進歩にともない、今では私たちの日常生活のいたるところに磁気製品が存在しています。時計を購入した経験がある方はわかると思いますが、使い方の説明を受ける際に注意点として必ず言われるのが"磁気帯び"についてです。いくつか例をあげると、スマートフォン(携帯電話)、タブレット端末、テレビ、パソコン、ラジオ、磁気ネックレス、バッグに使われる留め具、家庭にあるマッサージ器具や電気カミソリなど・・・もちろん、他にもたくさんありますが、日常生活で接する事のあるものだけでもこれだけ存在しています。時計が水や衝撃に弱いというのはピンときますが、磁気においては意外と知らない事が多いのではないでしょうか。そこで今回は"耐磁性"の基礎的な知識をご紹介してまいりたいと思います。そもそもなぜ時計は磁気に弱いのか。答えは『ムーブメント』にあります。クオーツ時計、機械式時計(自動巻、手巻き)問わず、心臓部分であるムーブメントには何十、何百もの金属パーツから構成されており、そのパーツのほとんどが磁気を帯びやすい性質をもっています。また、磁気にさらされたムーブメントは如実に時計の精度に影響を及ぼし、"時間の進みや遅れ"といった現象が起きます。磁気帯びといっても、軽度なものから重度なものまであります。軽度なものなら磁気から時計を遠ざけて再度時間を合わせれば解消されます。それでも精度が出ない場合は"磁気帯び"してしまっている可能性大です。そうなった場合は自分で磁気抜きをするのは難しいので修理専門店に依頼し、直してもらうしかありません。