KING OF ROLEX 貴方の知らないデイデイトの歴史VOL.1

デイデイトの記念すべきデビューイヤーは1956年。
ロレックスが世界で初めて開発した両方向巻き上げ式ムーブメントであるcal.1030をベースに日付と曜日を追加し、精度調整にロレックスでは初となるフリースプラング方式を採用したcal.1055を搭載。
しかし、翌57年にはref.6611へとモデルチェンジをしましたが、これも1年で製造を終えます。めっちゃ短命だったんですね…

プラスチック風防・楔型インデックス・アルファ針等々現行モデルにはないいかにもVRな雰囲気がプンプンしますね~!極めつけはバタフライローターですね。デザイン性優位かと思いきやローター自体の巻き上げ効率を上げる為に外側に対して中心部分を軽くする為のデザインで、それが巻き上げ効率向上に繋がっているのです。当時は装飾性などは考慮していないでしょうから、18K製で彫金されたバタフライローターなんぞぜひ現行モデルで復活してもらえませんかね~、絶対良いと思うのですが!あっ…でもロレは裏スケはやらないだろうから結局拝めないか。

ちなみに、ロレックスの創始者であるハンス・ウィルスドフ氏の愛用時計はセカンドモデルの6611だったとかそうでなかったとか…1960年台に入ると第二世代の1803/が登場します。
この時計に搭載されている機械はcal.1555、精度調整がロレックス独自のフリースプラング方式であるマイクロステラスクリュー型へと進化しています。
このモデルは10年以上に渡り製造されていた為、途中で機械もcal.1556へと進化してます。このcal.1556からハック機能が搭載されました。
さて、リファレンスの最後が/で終わっているのには理由があり、このモデルからケース素材のバリエーションが増えました。
3=イエローゴールド、5=ピンクゴールド、9=ホワイトゴールドという3種類です。この年代でPGを選んでいた人はものすごいセンスを感じますね~、ってか時代を先取りし過ぎたか(笑)
ちなみにこの頃のデイデイトのレアポイントを1つ挙げると、当時デイデイト用に作られていたプレジデントブレスですが製造国が2つあり、1つがスイスでもう1つは…なんと我が国日本なのです!なので日本製のブレスは『ジャパンブレス』と呼ばれるレアものなのです!
ref.1803が販売されていた当時貴金属への輸入品に対する関税が高かったことから基本革ベルト仕様で販売され、これ専用に日本国内で作られたブレスを後から買い足すというスタイルだったようです。当時ブレス仕様で身に着けていた人は本物のセレブだったんですね!あっ、でもさらに上の人はスイス製のブレスが付いたものを付けてた人か(笑)ちなみに、クラスプタイプのブレスも存在します。1970年代後半から第三世代のref.18038&18039にモデルチェンジされます。この第三世代モデルはこれまでのモデルから飛躍的な進化を果たしており、
まず風防がプラスチックのドーム風防からサファイアクリスタルへと変更されており、それによって防水性能が100mまで引き上げられました。
次に、搭載されている機械も日付のクイックチェンジが可能となったcal.3055になってます。キャリバーも新世代の3000番台のものなので振動数が28800のハイビート仕様になってます。これもこのモデル以前までは18800or19800振動のロービートキャリバーを搭載してたんです。個人的にはあのチッチッチッと緩か~に動く秒針がいかにも機械式腕時計っていう事を感じさせてくれるので好きですけどね~。
と、言った具合でここにきて一気にスペックが現在のものと遜色ない位になりましたね。その意味で、デイデイトの歴史においてとても意義深いモデルではないかと思います。さて、VOL.1として第一~第三世代までのデイデイトを紹介してきましたが如何でしたでしょうか?
デイデイトというと金無垢のお金持ち感全開時計ってイメージでしたが、第一、第二世代位の雰囲気であれば革ベルト仕様で渋カッコよく身に着けられそうな感じがします!特に6511や6611は惹かれますね~!まぁ製造期間が各1年しかなく現存する個体数も極小でしょうから入手困難かと思いますが…