ROLEX COSMOGRAPH DAYTONA 16520 A番について考察する

新生デイトナの誕生となった今年2016年から遡ること16年
今となっては、どれぐらいの盛り上がりだったかは記憶にも薄いけど
116520の登場は、自社ムーブメントを提げて注目であったと思う。

2000年の新生デイトナ116520に注目が集まる中、
ロレックスの他社ムーブメント採用のモデルがディスコンになると云う事で
最終品番いわゆるP番の買い占めが始まった。瞬く間にP番は高騰し、38番台ぐらいが最終と言われるほどの少量故に
一つ手前のA番にまで影響が及んだ。
やはり、A番の中でも人気は9番台に集中するところで、何故最終品番が高い或いは良いとされているのだろうか?

其処には、やはり機械物が故に自動車などに共通する傾向が見られる。
いや、むしろ時計 特にロレックスに限り この傾向が見られると云った表現が
正しいのかも知れない。

何故、最終品番や最終モデルが良いのか?
それは、次のモデルにチェンジする前の円熟されたモデルだからである
長きに渡り製造されたモデルは、度重なるマイナーチェンジを繰り返して
最も優れた円熟したモデルで有終の美を飾る

その最骨頂に、人は魅せられ狂喜する

ロレックスのデイトナ 16520 P番とは、そう云った存在なのだ。ちょうど、この記事を書いている間に「エルPメロ」さんが16520 P番に関して
興味深く分かりやすい記事を提供してくれていた。
16520 P番の詳細に関しては、上記リンク記事を是非ご覧頂いてから
続きを読んで頂きたいと思います
(僕の知識は、広く浅くなんで素直にマニアックな記事に肖りますww)話しは、戻ってしまうのだけれども
今回ディスコンとなった116520に関しては、最終モデルの線引きが非常に難しい。

ロレックスの製造番号が、アルファベットが頭のものから始まるG番の2010年以降は
所謂ランダム品番と云うものにとって変わり
ギャランティが附属していないと年式の特定が難しくなった因みに2013年頃からスーパールミノヴァ(グリーン)からクロマライト(ブルー)夜光に変更になっています。

116520を新しい順に並べると・・・
ニューバックル(鏡面)クロマライト(最終モデル)
ニューバックル(梨地)クロマライト
ニューバックル(梨地)スーパールミノヴァ ベゼル刻印浅め(プリント)
ニューバックル(梨地) スーパールミノヴァ ベゼル刻印深め(彫り)
オールドバックル スーパールミノヴァ ベゼル刻印深め
オールドバックル スーパールミノヴァ ルーレットなし ベゼル刻印深め
オールドバックル スーパールミノヴァ ルーレットなし クリスタル・レーザー王冠なし ベゼル刻印深めここでも、「ココ東京」さんの記事を引用させて頂いたのだが
116520の最終に関しては、外観上からある程度…と云う判別になってしまう。

116500LNの発表発売を受け、時間が経過しているものの
市場に残っている116520がさほど高騰を見せないのも
こう云ったところに理由があるのではと考えられるロレックスの魅力は、こう云った年式やモデルの推移が色々と判別出来たり
スペックやパーツ個々のrefなどで管理されている上で資料などもあり
言えば大人の自由研究の題材の様な点ではないだろうか
(随分とお高くつく、自由研究ですが)僕が、20代半ばのロレックスの並行品の販売をしていた頃
ロレックス デイトナ 16520の定価は65万円ほどだったが
この頃から既に店頭に並ぶ様な事はなく、プレミアであった。

並行品の16520新品の販売相場が、85万円ほどで
16610あたりの新品は30万円強で買えていた。

やはり、随分と上がったとしか言い様がない訳ですが
当時買っていた革靴のオールデンやトリッカーズも今では1.5倍ほどに上昇しており
そう云った事を踏まえると、時計の方が未だ納得がいく。

主に贅沢品の物価は、モデルチェンジを繰り返す度に値上がりをし
気付けば10年単位では、別のブランドの様に価格が上昇している

昔、買えていた物が買えない。
ただ単に物価の上昇ではない

僕の生活水準が変わらないのか、落ちたのか?
独身から既婚になったからなのか
失業や貧困、低賃金により社会の格差が大きくなったからなのか?

ただ、明らかにブランド側としては顧客の底上げを図っており
ネット社会の露呈のせいか、購入している富裕層も多い様だが
僕は確実に溢れてしまった事実は否めない

僻みではないが、見方はシビアになってしまう最近は、あまり聞くこともないが昔は
海外にロレックスを着けて行くと腕を切り落とされるとか、財布をすられてもロレックスを売れば大丈夫とか良く聞いた。
今、考えれば笑い話であるが取り分け海外の情報が少なかった。
むしろ、現在ではテロや人質などもっと不安要素も多い。

もちろん、過去に相場のアップダウン
人気の低迷やリーマンショックなど
何かしらの要因で、不安定になった事はあった。
それでも、せいぜい相場が2〜3割崩れたぐらいで
ここ10年ほどのプラチナの下落から考えれば、相当堅い投資である