【話しネタ】時計を学ぶ!キャビノチェ精神って知っていますか?

スイス4大ブランドといえば・・・
1755年に創業したヴェシェロン・コンスタンタン、
1775年のブレゲ、
1839年のパテックフィリップ、
1875年のオーデマ・ピゲ。

これらについて語る時、はずせない言葉が“キャビノチェ”だ。語源はキャビネット。

屋根裏部屋。

18世紀のジュネーブで、日の光をもっとも長い時間取り入れることができる屋根裏部屋を仕事場とした時計職人たちのことを称した言葉。

彼らは、単に時計作りだけにとどまらず、文学や音楽、美術などに精通した知識人だった。そのキャビノチェ精神を受け継ぎ、細部まで妥協を許さない高品位な時計作りの姿勢を現在も貫く名門ブランドが、20世紀初頭の時計市場を独占していた。

たとえばロレックスの誕生が1905年。
まだまだ新興ブランドのひとつにすぎなかった時代だ。

そんな中、腕時計は確実に広まっていった。1880年、ドイツ帝国海軍が、ジラールペルゴに発注したものが、最初の軍用腕時計と言われている。

緊急を要する戦場で、いちいちポケットから懐中時計を取り出すより、腕時計の方がはるかに機能的だ。

軍服の袖の下に隠せるので、風防ガラスの保護にもなっていた。

いったんその便利さを経験した兵士たちは、日常に戻っても使い続けた。

20世紀に入って、名門ブランドの作り上げた時計が、次第に市民の腕に浸透していった。

次回1920年代の時計を予定しています。ご期待ください。