ガイアの夜明け『究極を超える!時計戦争~日本VSスイス~』 – 探しに行こう!夜明けの先にある、光を-

4月からの「ガイアの夜明け」は、『探しに行こう!夜明けの先にある、光を』という新フレーズを掲げてお送りしている。先が見えない暗闇の中で、じっと耐えている時代は終わった。
かすかな光を見出し、その先を目指す人々を追い、「経済報道」ドキュメンタリーというジャンルをさらに深掘りしていく。骨太なテーマ設定と、問題提起のスタンスを軸に、世の中を変えようとする企業の挑戦や、その試行錯誤の意義を伝える。「ロレックス」に「オメガ」、スイスブランドの独壇場の高級腕時計業界。メイド・イン・ジャパンは、世界の高級時計の中で、まだ確かな位置を確立できていない。
そんな欧州ブランドの牙城に挑むべく、セイコーが50年ぶりの新型「腕時計」の開発を進めていた。スイス勢が注力する高級時計の“代名詞”とも言われるのが「機械式時計」。

ラグジュアリー市場において、女性向けのラインナップは世界の常識だ。しかし、セイコーは「グランドセイコー」のブランドで男性用機械式時計の開発はしてきたが、50年もの長きにわたり、女性向け機械式時計の制作には着手していなかった。デザインの策定と、本体の組み立て職人に選ばれたのは、選抜された女性たち。

特に、女性向けの機械式時計の外形は3cm以下と男性のものに比べ小さく、その駆動を司る「ムーブメント」に組み込まれる部品も極小だ。現場の女性技術者でそれらを組立てる職人はいなかった。
大役を任されたのは、「盛岡セイコー工業」の高級計工房の時計職人・工藤幸枝さん(44)。新型機械式時計は、スイスで開催される世界最大の時計の見本市・「バーゼルワールド」で披露される。スイスを始めとする高級ブランドもしのぎを削る中、小売りのバイヤーや時計ジャーナリストからはどのような評価を得るのか?