【話しネタ】時計を学ぶ!(時計産業と技術革新)

16世紀から17世紀、現在存在している機械式時計と同様の構造概念が完成した。

この時、時計産業の中心はドイツ、フランス、イギリス、イタリアだった。

しかし、ここで機械式時計にとって歴史的な出来事が起こる・・・。これを機にジュネーブに時計職人が大量流出する。
そして組織化が進み、今をときめくスイス時計産業の基盤がここに完成する。

ヴァシュロン、ロンジン、パテックフィリップ、オメガ、ジャガールクルト、オーデマピゲ、ユリスナルダン・・・

現在、古参ブランドとして知られている時計メーカーの多くがこの時代に誕生している。18世紀に入ると、物理学や天文学が時計製作に応用されるようになる。

中でも特出すべきは大天才ブレゲ。

“時計学にのみならず、物理学、天文学、航海術などにも精通していた男”“時計の歴史を2世紀早めた男”
が作り上げた時計は・・・

ペーペチュアルカレンダーにトゥールビヨン。

まさに永久の飛躍。

さらにブレゲはあらゆる機能を集約させた時計製造をフランスのマリーアントワネットから依頼され、
19年の歳月が費やされたこのモデルは1802年に完成した・・・。

だが、マリーアントワネットの手に渡ることはなかった。

1789年にバスティーユ監獄襲撃によりフランス革命がはじまったからだ。

驚愕の複雑懐中時計は『ブレゲ160』(検索してみてください。)・パテックフィリップが時計製造専用の工作機を発明

・ブレゲが耐震装置を考案

・ジャガールクルトがミリオメーター(時計部品を1メートルの100万分の1まで計測することが可能)を開発

・ジャガールクルトがリューズ巻きムーブメントを開発

・ロンジンが秒針付き懐中時計のクロノグラフを製作

とはいえ、時計はまだ王侯貴族のステータスシンボル。
あるいは航海士用のマリーンクロノメーター。

つまり一般の庶民には縁のない存在だった。しかも懐中時計が全盛の時代。
さらに小型化された腕時計の登場は20世紀を待つことになる。

一方、精度の面では、19世紀後半に世界初の自動車レース開催、第1回近代オリンピック開催により、より高いレベルでの精度が求められはじめた。時計の進歩以上に、精度や小型化された腕時計に対する人々の欲求は、果てしなく強くなっていき20世紀を迎える・・・。

次回20世紀の時計を予定しています。ご期待ください。