【基本】腕時計のオーバーホールについて知っておきたいこと

オーバーホールは単に修理を行うことではなく、一度時計を部品単位に分解して洗浄、注油を施し、再構築して磨き上げることです。

ムーブメント内の油は数年すると乾いて、汚れや故障の原因となるので、2~3年毎にオーバーホールをして機械をリフレッシュする必要があるのです。完全な故障ではないけれど、ちょっと調子がおかしいかも・・・と思ったら、まずはメーカーや町の時計店に相談してみましょう。

[あなたの腕時計にこんな症状はありませんか?]
・時間の遅れや進みが頻繁に起こる。
・時計を振るとカタカタと異音が鳴る。
・リューズを回しても手ごたえが軽い。
・時計の内側が曇っている。
・電池交換しても時計が動かない。
・短針と長針が12時を指したとき、針がずれている。多い物では数百からなる小さく、精巧な部品で構成されている腕時計ですから、自分で裏蓋を開けてオーバーホールするのは至難の業なのでここはプロに任せておきたいところ。

まずは信頼できそうなプロの修理業者を探して見積依頼からスタートです。

ロレックスのようにメーカー公式のオーバーホールサービスを行っているところもありますので、積極的に活用しましょう。オーバーホールの作業は裏蓋を開けて部品を分解することから始まります。

メーカーごと、モデルごとに専用の部品や工具がつくられており、注意深く作業が進んでいきます。
ケース、ムーブメントと分解を進めていく過程で小さな故障個所が見つかれば、それに応じて部品の交換など対処をしていくことになります。

部品はすべてきれいに洗浄して、部品に応じた種類、量の注油を再び行います。部品の交換や洗浄が完了したら時計を元通りに組み立てつつ、注油を行い仕上げを行います。その後、防水効果などの各種のテストで性能を確認します。また、小傷などを落とすためにきちんと磨き上げることで新品のような輝きを取り戻します。

出来上がった時計を無事に受け取ることができたらオーバーホールは完了です。