セイコーファンにもオススメ!タグホイヤー・カレラ キャリバー1887という選択。

タグホイヤー・カレラ キャリバー1887 というモデル。
2010年の創立150周年を記念するモデルとして、デビューしました。カレラ』とは、ダブホイヤーの古くからある代表的なラインナップでモータースポーツに由来するモデルも数多く出ています。腕時計では製品の型式を『リファレンス』、中の機械の型式を『キャリバー』といったりするのですが、
このタグホイヤー待望の自社ムーブ、『キャリバー1887』は、創業者のひとり、エドワード・ホイヤーさんが『1877年』に特許を取得した『スイング・ピニオン方式クラッチ』を採用してるところから命名されたようです。キャリバー1887 の主な特徴
・ 2万8800振動/時
 → いわゆるハイビート・キャリバー、現在の定番ですね。

・ コラムホイール をクロノグラフ・オペレーションに搭載
 →高級クロノの代名詞ともいえるコラムホイール。これがある・なし、で機械の評価が大きくわかれるとも。

・ 【新開発のスイングピニオン・ギア】により、プッシュボタンを押してからクロノグラフ起動までの所要
 時間が2/1000秒にまで短縮された
 →創業者ホイヤー氏が開発した、伝家の宝刀 スインビピニオン・ギアにさらに磨きがかかったようです。

・ ゼンマイの巻き上げ方式は、ダブルキャッチレバーによる高効率の両方向巻き上げ機構を搭載
→ほとんどの機械が片巻き上げ(ローターが片方向に動いた場合のみ、ぜんまいが巻き上がる)が
 多い中で、両方向巻き上げを実装。巻き上げ効率は+30%だとか!?これだけの内容の自社ムーブを搭載したクロノグラフで、定価が50万円代というのは…割安なような気がしますね!
自社ムーブメント搭載となると、強気な価格付けのブランドが多い中で、ちょっと意外な気がします。2010年、キャリバー1887 が初めて披露されたときに、発表当時、欧州では
『今まで見たこともないレイアウトの機械だ!コラムホイールついてる!これがタグホイヤーが本気で作った、完全自社ムーブメントか!!』と、ザワついたたようです。

しかし、日本国内においては、全く逆の反応でした。
『え?ダブルキャッチレバー、ってセイコーのマジックレバーの機構じゃない?
てか、これセイコーの6Sクロノグラフの機械そのまんまじゃん!!
自社ムーブというよりも、セイコームーブでしょ!?』と、違う意味でザワついた、とか。

曰く 『キャリバー1887とセイコーの6S系は、ネジ一本まで、その位置が一緒』とのようで。そんな訳で、発表当初より『新型のキャリバー1887は、ひょっとしたら日本のセイコー・インスツル製なのではないか?』という噂が出ていたようですが、タグホイヤーさんサイドが『セイコーより6Sムーブの使用権利を取得した』とのコメントがあり周知の事実となりました。6Sクロノグラフのムーブメントを採用した理由として、現在流通しているクロノグラフの中で、量産に向き、なおかつ薄く丈夫で、鑑賞にも耐えうる機械。
そしてなにより、タグ・ホイヤーが発明した、スイング・ピニオン方式を採用している、とのことで,
白羽の矢がたったようです。
もちろん元々はクレドールに搭載している機械ですから、信頼性や精度も折り紙つきです。そんな訳で、自社開発費用が大幅に抑えられたことで、最終的に定価も50万円代と比較的割安の値段になった、ということなのでしょう。ただ、機械をまるごとセイコーから購入しているわけではなく、『設計を利用したものに大幅にカスタムして、自社にて組み立てている』そうで、特に肝心のスイング・ピニオンギアについては『抜本から設計をし直した』とのこと。自社ムーブと言い切っているのは、このためでしょう。
デイトナのエルプリメロムーブと同じような感じでしょうか。