VINTAGE ZODIAC GMT PROFESSIONAL 200 METERS "eye of tiger" タイガーアイ

クォーツクライシス以降、低迷の一途を辿るゾディアック
辛うじてスイスメイドを続けながらも、大半のラインナップはクォーツとなった90年代

安価な価格帯のメーカーは総じて、ある社のデザインを追い続けた。
現代で言えば、オマージュと綺麗な言葉で片付けられるが
当時は生き残りをかけ、各社苦肉の索であったろう

偽物は、既に70年代より始まっていたが
そうでは無く、その業界きってのメゾンのデザインを模倣する事により
その価格帯では購入出来ない消費者を必死になって拾おうとした企業努力も見られる

形振り構わず模倣したモデルは、現在に至っては
スイスメーカー同士では決してあり得ない事となり
現代となっては、その模倣のアクション自体がヴィンテージ感覚である。ここに、かつては名品を生み出したメーカーの苦しい姿がある。

近年、名品シーウルフの復刻が発売されたゾディアックだ。過去に、素晴らしい業績があったとはいえ
それに甘んじていては、一寸先は闇と云う事を時代の流れと共に知らされる。

安泰と言われ続けたスイス時計業界の中でも神話は崩れ
各社は混沌としたカオスな状態に陥るその模索な中、パクリとしての評価など気にせず
或いは、後ろめたさもあったかも知れないが
ブランド存続の為に手段を選ばず、送り出したモデル
ゾディアック GMT

現代となっては、そのスタンスを含め存在自体がヴィンテージで
マニアに受けるモデルとなった。

時代の流れとは、何とも皮肉なものだ完全なる模倣とも言えるゾディアックのそのモデルは
GMT機構と200m防水表記を備えたハイブリッドなモデルであった。

もちろん、防水性は期待は出来ず
完全にR社のGMTモデルを踏襲している

近眼の僕が、メガネを外したら分からないぐらいのモデルは
明らかに違う点はクォーツである事
しかし、それはある意味潔い模倣モデル故、クウォリティが良くないのが幸をさいしてか
ベゼルの焼けも早いいい味と云う表現と共に脱色を喜ぶのは
時計に限らずヴィンテージマニアだ。例えば、R社で現在この頃のこのモデルのオリジナルを入手したいと思っても
福沢諭吉が100人ほど必要と思われるが、これは2人ほどで入手可能なのだR社のオリジナルのコンビは、当然イエローゴールドの無垢であるが
ゾディアックのGMTはメッキである。
状態としては、メッキ剥げが少ない個体を選びたい