技術の匠たち──グランドセイコーが作る機械式腕時計

かつてスイス・クロノメーター優秀規格と同等の証として記されたChronometerの文字は、現在のグランドセイコー製品の文字盤には見られません。1998年の新GS規格がそれよりも遥かに高い精度を要求したからです。

9S85搭載のSBGH013は、温かみのある文字盤とさり気ないアラビア数字、時代に左右されない確かなデザイン性を引き継いでいます。メカニカルキャリバー HI-BEAT36000 にGMT機能を付加した9S86を搭載しています。

GMT(世界標準時、Greenwich Mean Timeの略)は、時計の4本目の24時針計で時差が発生する地域の時間帯を一つの時計で表示するもの。

海外旅行や出張の多い人には便利な機能でしょう。9Sメカニカル搭載のSTGR003。メカニカル自動巻3針 9S61(手巻つき)。

視認性も良く、よく観ると針や文字盤にエレガントな気品が漂っています。光と影、歪みやねじれのない端正な姿。

このような日本の美意識を原点とするセイコースタイル。永く愛される理由の一つです。電池も電動機も無い機械式時計の正確さと耐久性等は、ぜんまいや歯車、「てんぷ」・「がんぎ車」・アンクルと呼ばれる調速や脱進の機構の精度や安定性等によって決められてしまいます。

9S65は長い持続力と、最新のひげぜんまい、MEMS製法による脱進機を採用、机上計算ではない実使用時精度の安定性も向上。

デザインも奇をてらわない正統派ながら、シースルーバックで目を楽しませてもくれます。「2010年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞の逸品です。限定数量、マスターショップ限定モデルですが、グランドセイコーの技術やデザインへの思いがよく伝わる腕時計です。メカニカル自動巻3DAYS 9S65を搭載。

和やかなデザインが高精度のメカを包み込み、使えば使うほど飽きが来なくなる。まさにグランドセイコーの目指すところでしょう。