カール・F・ブヘラ スキューバテック【復活の名家】

カール・フリードリッヒ・ブヘラ、通称カール・F・ブヘラ、日本では聞き慣れないその名前だがスイスの高級時計販売店「ブッフェラー」といえばピンとくる時計通も多いのではないでしょうか?

特にロレックスマニアであればどこかで「ブッフェラー」の名前に突き当たっているのでは無いかと思います。

そうです。世界一ロレックスを販売するお店として有名ですね。

ルーツとしては近年腕時計の製作をはじめた「ウェンペ」だとかと同じです。販売店がユーザーかあ集めた声を元に販売のみならず腕時計の製作まで手掛けるといった流れです。

しかしその歴史は深く1919年よりオリジナルウォッチの製作を行っております。

しかし他のメーカーと同様に1970年に訪れるクォーツショックにて腕時計製作の氷河期に突入いたします。

この点は他の腕時計メーカーと同じですね。この1970年代に多くの腕時計メーカーがふるいにかけられます。

そして2001年に腕時計ブランドとしての活動を本格的に再開します。デザインとしてはブライトリングとジャガールクルトを掛け合わせた様な「力強いながらも、伝統を重んじる」というのが率直なイメージでしょうか。

その中でも2014年発売のダイバーズウォッチ「スキューバテック」のデザインを見ていこうと思います。良いデザインではないでしょうか?

どこの腕時計ブランドが作った、という観点を除けばダイバーズウォッチとしての質実剛健な側面とベゼルのゴールドブルーの配色によるラグジュアリー感が非常に高いレベルでまとまっているように思えます。

ベルトもワンオフで作られていてその辺りも作り込まれているという印象をうけます。

それでは文字盤をアップにして見てまいります。ブランドの正規ページだと分かりづらいですが、文字盤を
接写でよく見てみると美しい青い文字盤に白い網模様の加工が施されていることが分かります。ウロコ模様とも呼べるでしょうか、写真で見るよりも実物は立体感があります.

こういった独特の装飾には私の腕時計萌えセンサーもビンビン来ます。

毎日見るものですから。シンプルな文字盤もいいですが、コストがかかっている装飾の方が私は満足感がありますね。

ただの鉄板よりもギョーシェ彫りやスキューバテックの様なパターン加工が入っている方が時計を見るたびにその仕事を見る事ができますので嬉しいのです。

インデックスや針の夜行部分も広い面積にたっぷりと流し込まれておりまして視認性も抜群でございます。

この辺りは「どういう腕時計が売れるのか」というブヘラの持つ販売センスが腕時計デザインに反映されている感じがします。販売店出身メーカーならではといったところ。そしてケースの構成を見ていくと、いやぁK18製のベゼルの厚さに驚きます。

まさに金たっぷりといった印象です。そしてそれに負けないケースの重厚感。リューズガードもバランスをとる為にかなり大型化しています。

注目なのがケースの仕上げをサテン仕上げ、竜頭カードを鏡面仕上げにする事で無骨な中にもキラッとしたラグジュアリー感を残していますね。

この角度なんかは鏡面部分のアクセントが効いている感じが伝わるのではないでしょうか?44.5mmのケース径に500m防水を実現するための極厚ケース。もちろんヘリウム放出バルブも完備しております。

そしてピンクゴールドとベゼルのブラック、文字盤のブルーが遠目からでもタダものではない雰囲気を充満させております。